第4回 「桐箱のサイズ」

いつも当ブログをご覧になっていただきありがとうございます。

今回は、桐箱のサイズ表記についてご紹介します。

誤ったサイズの桐箱を買ってしまうと・・・
「箱が小さくて、物が入らない・・・」
「大きく過ぎて箱の中で動きまわって中のものが壊れてしまった!・・・」
なんてことが起こりうるかもしれません!

せっかく保存性に優れた桐箱を購入するのであれば、バッチリサイズの合った桐箱を手に入れたいですよね!
是非、最後まで読んでもらえると嬉しいです😄


◆桐箱を注文するときのサイズって?
 まずは増田桐箱店HPからお見積もりを行うページを見ていただきましょう
 (下の画像を押していただくとサイトページへリンクします。)

「増田桐箱店HP-注文見積もりより抜粋」

サイズ表記は3種類あります。

〇外寸:箱自体の大きさ
〇内寸:箱の中の空間内(高さは蓋を閉めた状態)
〇内容物:(箱の中に入れる物の大きさ)

 ここが最初のステップです。間違えないようご注意ください!!

◆サイズの注意点
・「外寸の場合」
  板の厚みによっては、「あれ?意外に大きかった」なんてこともあるか
 もしれません。
  箱自体が大きい、中に重い物を入れるとなった際は強度の点から厚い板
 をご提案することがあります。
  
・「内寸の場合」
  特に箱の中に仕切りを付けるタイプは仕切り板の厚みも考慮したサイズ 
 にしましょう。

・「内容物の場合」 
  収納する物の幅や奥行、高さを確認してください。特に円形のものなど
 は、最も大きい(広い)「部分を図るようにしましょう。

◆板の厚み
 皆さんが桐箱をオーダーメイドでご注文される際の注意点があります。
おそらく、こんなイメージがあると思います。

・・箱の中に入れる物が重い/箱が大きい→強度が必要→厚い板を使う。
・・箱の中に入れる物が軽い/箱は小さい→強度は要らない→薄い板で十分。
  しかも、その分、安くできるのでは?!

というような感じです。

ではこの場合はどうでしょう?
・・・「箱の中に入れる物は軽いけど、大きい物」
なんとなく、中の物も軽いし、桐箱自体も軽いから薄い板でいいや!となりそうです。

しかし、このような場合は「厚い板」を使うのをオススメしています。

桐は天然素材のため、その環境により「反る」ことがあります。
「反り」は大きい(面積が広い)ほど薄い板を使うとその分、顕著に反りが出てしまいます。

そのため、「箱の中に入れる物は軽いけど、大きい物」の場合は、この反り
を極力、出さないための手段として「厚い板」を使うことをオススメしています。

※「反り」が発生する原因や特徴については、本記事と趣旨が

  ズレてしまうので、別の記事で詳しくご紹介していきます。


◆適切なサイズを選びましょう
 「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、桐箱に至ってはそうではありません。
 桐箱は、適切なサイズを選んでこそ、その能力を最大発揮してくれます。

皆さんもピッタリサイズの桐箱を作ってみてはどうでしょうか?

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