第2回「桐箱の蓋」-4

こんにちは。
桐箱の蓋の紹介も最後となりました。

今回は落とし蓋とスライド蓋の2点を紹介します。
この2つはこれまでの蓋と違い、身の内側にミゾを彫り込むことで蓋板を差し込み開閉する仕組みの箱です。

落とし蓋は垂直方向、スライド蓋は平行に開閉するものが多いです。

1 落とし蓋

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立てて収納するものに最適


  側面の板を引き上げて出し入れする形状になっています。
 人形や瓶類など慎重な取扱いを要する品物を入れるのに適しており、仕切りを付けると品物を重ねずに複数個収納出来ます。
 さらに蓋板に飾りを装飾することも可能で、よくお寺等で見かけるタイプの桐箱です。

仏具等を入れる箱に多く使用されており一度は見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?

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2 スライド蓋
  身の内側にミゾを削った箇所に板を差し込んだ形状になっています。
  開閉時の幅調整が可能です。
  主に花瓶や酒瓶等の長物の収納物に使われることが多いです。

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お酒の箱などによく使われます。  

第2回 桐箱の蓋の紹介をいかがでしたか?

これらの蓋以外にも、まだまだいろいろな種類の蓋があります。
そのほかの蓋の種類については増田桐箱店HP→技術案内をご覧ください。

桐箱は「高級な物を入れる箱」というイメージがあり、なかなか日常的に使うにはハードルが高そうだな~・・・」と思っていたアナタも、このブログを読み終えた今なら、「あれ?意外に日常生活で使えそう!」と思ってくれたに違いありません😄

ぜひ、これからの暮らしに「桐箱」を使ってみませんか?

       

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次回 第3回目「桐ってどんな木?」を掲載いたします

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